フランス政府は、超音速旅客機のコンコルドの初号機を歴史的建造物に指定することを発表しました。
同政府は、コンコルド1号機(F-WTSB)は、2025年3月13日の国立文化遺産・建築委員会の会合で全会一致で歴史的建造物として登録することが承認されたとし「超音速飛行のパイオニアであるこの飛行機は、私たちの記憶に深く刻まれており、この機体の保存はフランスの航空技術の蓄積を未来の世代に伝える機会です」と述べています。
Photo : Musée aeroscopia
コンコルド001号機は、製造された20機のうちの最初の機体であり、1969年に試験飛行で初めて飛行しました。現在はトゥールーズ郊外のエアロスコピア航空博物館で保管されています。
コンコルドは1976年に商業運航を開始し、音速を超える速度で飛行し、ロンドン・パリとアメリカ東海岸の間をわずか3時間強で運航していましたが、2003年に悲劇的な墜落事故を起こし、その3年後の2003年10月に正式に退役しています。
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