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ニューヨーク/ニューアーク空港で再び管制トラブル 90秒間レーダーと無線通信を失う 2週間で2回目

 2025年5月9日午前4時頃、ユナイテッド航空などがハブとしているニューヨークのニューアーク空港にて管制トラブルが発生しました。

 このトラブルにおいては、90秒にわたりレーダーと無線通信を消失し、管制官が航空機と連絡が一時的にとれなくなったものとなり、重大事故を引き起こす可能性があったものです。ただトラブル時は航空機の離発着が少ない時間帯であったことで影響が最小限に留まっています。

 類似のトラブルは、4月28日にも発生し多くの同空港を発着する航空便に影響が出たほか、このトラブルによる管制官の疲労やストレスなどにより現在も複数名が休暇を取得している状況が続き、現在同空港においては機器の問題と人材不足の両方が起きている状況となります。

 これを受けFAAは、旧来の銅線を光ファイバーに置き換えるといった通信インフラのアップグレード作業を加速させ、老朽化した航空管制システムを更新する予算計画を発表しましたが、この発表を受けた翌日に今回のトラブルが発生しており、同空港の安全を危惧する声が高まっています。Photo : Newark Liberty International Airport

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