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エミレーツ航空、現時点でアメリカ発着便の予約の減少はみられず

 エミレーツ航空は、アメリカのトランプ政権の関税政策による航空需要の減少が指摘される中、現時点ではアメリカ発着便において予約の減少はみられないことを明らかにしています。

 これは同社のHH Sheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum CEOが現地紙に対して明らかにしたもので、アメリカ行きの航空需要の低迷をめぐる懸念に対し、アメリカ路線の需要は依然として堅調であるとし、現時点で予約の減少はみられないとしています。

 またエミレーツ航空は変動性に慣れており、必要に応じて輸送能力を調整、変更する能力を有していると述べており、今後の需要の変化にも即座に対応できることに自信を示しています。

 エールフランスKLMグループやルフトハンザドイツ航空は、アメリカ市場において需要が減少していることを明らかにしていますが、エミレーツ航空は利用者層が多国籍であることも影響し、その影響が軽減されている可能性もあり、現在のような状況下でもエミレーツ航空のグローバルな戦略は功を奏していると考えることができます。Photo : Emirates

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