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ニューアーク空港で再び管制トラブルが発生しFAAは当面運航便を削減する方針 2週間で3回目

 現地時間2025年5月11日、ニューヨークのニューアーク空港で再び管制トラブルが発生しました。

 ニューアーク空港で管制トラブルが発生するのは、ここ2週間で3度目となり、管制機器の老朽化が原因とみられています。なお今回のトラブルでは、バックアップ機能が正常に起動しましたが、予防措置として運航便数を削減し対応しました。

 相次ぐ管制トラブルにおいては、ニューアーク空域に出入りする航空便を誘導するフィラデルフィアのターミナルレーダー進入管制(TRACON)ネットワークに原因があることが突き止められおり、今後ニューヨークとフィラデルフィアの間に3つの新しい通信回線を追加し、フィラデルフィアのTRACONに臨時のバックアップシステムを導入し、光ファイバーネットワークへの移行期間中の冗長性を確保する計画です。

 また同空港の3本あるうちの1本の滑走路が現在閉鎖中であることも混乱に拍車をかけており、当面は人員不足なども影響して現在の運航便数を削減する必要があるとの認識をFAAは示しており、5月14日に同空港を発着する全エアラインと会合を開き、運航便数の削減について話し合うものとみられています。Photo : Newark Liberty International Airport

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