ルフトハンザグループのスイスインターナショナルエアラインズは、複数要因によるパイロット不足により、夏ダイヤで約1,400便を削減する計画であることがわかりました。
これは同社のOliver Buchhofer COOが明らかにしたもので、10月までのスケジュールで約1,400便を削減せざるを得なくなったとし、これは複数要因によるパイロット不足であることを明らかにしています。
具体的には、想定よりも多く病気や産休などによる長期離脱しているパイロットが多いこと、そしてA350導入に向けた機種移行訓練によりパイロットが不足しているものです。またこのような事態に陥ったことから、ルフトハンザドイツ航空にウェットリースを打診したものの、自社でも余剰人員がいないことから断られたエピソードを語っています。
コロナ禍からの航空需要の回復により、航空業界は世界的なパイロット不足に陥っており、今後この問題はさらに顕著となって現れることが予想されます。Photo : SWISS