京成グループは、成田空港の利用者拡大に伴い同空港発着の高速バスを増便する方針です。
同社は、2025年年度から2027年度にかけての中期計画(D2)において、成田空港の機能拡張に比例して成田空港発着の高速バスは需要が拡大すると考えられるとし、今後成田空港発着の高速バスを増便する計画としています。
現在成田空港を発着する京成グループの高速バス路線は1日当たり約400本以上(2024年12月現在)となっており、京成バス等が運行する東京駅と成田空港を結ぶエアポートバス東京・成田は、2024年度で年間約200万人の利用がありました。
同グループは、今後の増便に備え、京成電鉄バスHDを中心としてバス運転士の採用力の強化に注力し、公共交通機関として路線バス等による交通ネットワークを確保しつつ、高速バスの増便に向けた検討を推進するとしています。
成田空港の機能強化をめぐっては、利用者増加による空港アクセス手段の問題があり、現状の輸送力では大きく不足することから、鉄道では複線化による増発を検討するなどしており、今後バスアクセスも大幅な増便が不可欠と考えられます。Photo : keisei