アシアナ航空は、2025年冬ダイヤの福岡～ソウル/仁川線の予約の受付を停止したことがわかりました。
これは大韓航空との統合に伴う措置となり、日本の公正取引委員会は、両社の統合に伴い7路線（大阪-ソウル、札幌-ソウル、名古屋-ソウル、福岡-ソウル、大阪-釜山、札幌-釜山及び福岡-釜山）における競争を実質的に制限することを決定したことから、これに伴う措置としてまずは福岡～ソウル/仁川線の予約の受付を停止しました。
今後残る6路線も同様の措置を講じるとみられ、スロットに関しては、一方当事会社グループの保有スロットを、特定の航空事業者に対して譲渡し、譲渡スロット数が、当該一方当事会社グループの保有スロット数に満たない場合は、不足分について不特定の航空事業者からのスロット譲渡要請に応じることになり、これら路線においては運航エアラインの再編が進むことになります。
大韓航空は、アシアナ航空を買収したことから今後約2年間はアシアナ航空を子会社として運営し、その後完全に大韓航空ブランドに統一します。また傘下LCCでも統合を行う計画となっており、韓国最大のLCCのチェジュ航空を抜き、ジンエアーが最大のLCCとなる見込みです。Photo : Asiana Airlines
