2025年5月24日、ANAの東京/羽田発ヒューストン行きの機内にて、飛行中に男性乗客が非常口を開けようとしてダイバートするトラブルが発生しました。
トラブルが発生したのは、羽田発ヒューストン行きのNH114便となり、太平洋を横断しアメリカ本土上空に達した際に、突如男性乗客が立ち上がり非常口を開けようと試みました。
この行動に気付き、機内に居合わせた2名の退役軍人が拘束器具で男性乗客を拘束し大きなトラブルは免れましたが、当該機はシアトルへ目的地を変更し、拘束した男性乗客の身柄を現地警察へ引き渡しました。その後同機は再びヒューストンに向けて飛び立ちましたが、約4時間遅れで到着しました。
現在のところこの男性の目的は不明ですが、これまでに男性乗客は医療措置が必要として病院に搬送されたことまでがわかっています。
近年同様のトラブルは世界の航空会社で散発しており、実際には気圧差で非常口が開放する可能性は低いものの、居合わせた乗客は恐怖を味わったと考えられます。