大韓航空とのアシアナ航空の統合に伴い、今後日本の一部路線においては、アシアナ航空が保有しているスロットの再配分が行われますが、大阪/関西～ソウル/仁川線においては、ピーチが取得する可能性が高いことがわかりました。
現地紙によれば、大阪/関西～ソウル/仁川線においては、4往復分のうち3往復が再配分され、ピーチが優先権を確保しているとし、福岡～ソウル/仁川線においては、3往復分のうち2往復が再配分され、イースター航空が優先権を確保している模様です。
日本の公正取引委員会は、両社の統合に伴い7路線（大阪-ソウル、札幌-ソウル、名古屋-ソウル、福岡-ソウル、大阪-釜山、札幌-釜山及び福岡-釜山）における競争を実質的に制限することを決定しており、今後残りの路線においても順次再配分が行われる予定です。
なお大阪/関西・福岡～ソウル/仁川線においては、2025年7月にも最終決定し、スロットの譲渡は2025年冬ダイヤからとなる見込みとなっています。
ピーチは、大阪/関西～ソウル/金浦線に就航するなどし、夏ダイヤ中に大阪/関西～ソウル間は1日6往復化する計画となっており、今後新たなスロットを確保すると、更に両都市間の運航便数が拡大し利便性が向上することが期待されます。Photo : Peach Aviation
