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エミレーツ航空、A380の退役時期を2040年頃まで延長 引き続きA380neoの開発を要請

 エミレーツ航空は、同社のフラッグシップのA380型機の退役時期を2040年頃まで延長する見込みであることがわかりました。

 これはデリーで開催されてる国際航空運送協会(IATA)のイベントで同社長が明らかにしたもので、以前までは2030年半ばの退役を予定していたものの、更に延長することになるとの見通しを示し、2040年頃まで運用期間を延長する計画であることがわかっています。

 また運用期間の延長に際し、退役機からスペアパーツを回収することで部品の問題を解決するとしたほか、いつも門前払いされるが、引き続きエアバスにはA380neoの開発を要請し続けるとしています。

 このほか同型機の後続機として導入を予定している777Xについては、2026年末から2027年初頭には受領できるとの認識を示しており、度重なる開発遅延は発生している同型機をこのスケジュールで受領できるのか注目です。Photo : Emirates

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