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エアインディア機の墜落事故を受け、同社CEO搭乗便がエアターンバック

 2025年6月12日、アーメダバード発ロンドン/ガトウィック行きのAI171便の離陸直後の墜落事故を受け、同社CEOが搭乗していたエアターンバックしました。

 この事故では、現地メディアなどによれば乗員乗客242名の大半の死亡が確認されたの情報があり、このほか地上でも多くの犠牲者が発生しています。なおこれまでに乗客1名の生存者が報告されています。

 この情報は、即座に同社CEOに伝達され、今月16日から開催されるパリ航空ショーに出席するために自社便のデリー発パリ/シャルルドゴール行きAI143便に搭乗していた同CEOを乗せた便は、進路方向をデリーに戻し、デリー空港へエアターンバックしました。

 このエアターンバックは、同CEOが事故に対処するためとみられますが、インド国内では他の乗客が迷惑を被ったとして、この行動が賛否両論されています。なお現在までに明確な事故原因は不明となっており、事故機はボーイング787-8(VT-ANB)型機となりますが、同型機初の全損事故となることから、事故原因の究明が待たれます。Photo : Air India

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