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タイ国際航空の経営再建が完了 今後はタイを地域の航空ハブとして推進する方針

 タイ国際航空は、事業再編計画が完了し、バンコクの破産裁判所から債権が完了した承認を受けたことを明らかにしました。

 同社は、新型コロナウイルスの影響などを受けは2020年に破産保護に基づく再編に入り、従業員の大幅削減や、4発機をはじめとした不採算機材の削減などを行い、事業をスリム化して経営再建プログラムを実行していました。

 今回裁判所の承認を得たことで、2025年8月に再上場する運びで、今後は通常の事業運営を行うことが可能となり、計画する事業拡大もスピード感をもって行うことが可能となります。

 今回の発表に伴い同社は「当社は、国際航空事業の潜在能力を高め、タイを地域の航空ハブへと押し上げることを目指しています」とコメントしています。

 なお同社は債権者に対して約1900億バーツ(58億6000万ドル)の債務を負っており、このうち940億バーツを既に返済済みで、残額は今後10年間で返済する予定です。Photo : Thai Airways

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