FSC 事故・トラブル 航空ニュース

KLMオランダ航空、メンテナンス入りする機材を誤って使用し大西洋上空で気づき引き返し

 KLMオランダ航空は、メンテナンス予定する機材を誤って使用するトラブルが発生していたことがわかりました。

 現地メディアなどによれば、トラブルが発生したのは2025年6月16日のアムステルダム発トロント行きのKL691便で、アムステルダムを離陸後大西洋上空にて、整備が必要であることからアムステルダムに引き返しました。

 同便を担当したA330-300のPH-AKAは、本来であればメンテナンスが行われる予定でしたが、何らかの理由で誤って同機が使用され、その後それに気付いたことから、アムステルダムへ引き返す決定をしました。

 なお同機に耐空性の問題はなく、安全に飛行できる状況であったとみられており、整備規則による問題のため今回の事象が発生したと考えられています。Photo : KLM

アメリカン航空、誤った機材を投入してナポリ空港に着陸できないトラブル

KLMオランダ航空、給油システムの整備手順を誤り急遽7機の787の運航を停止

エールフランスKLMグループ、開発遅延でA350Fの発注数を削減