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エミレーツ航空、中東の空域制限の影響を受けながらも通常運航を予定

 エミレーツ航空は、地域情勢による中東の空域制限を受けながらも、今後も通常運航を予定していることを明らかにしました。

 現地時間2025年6月23日、イランによるカタールの米軍基地へのミサイル攻撃の情報、そして実施により、カタールが空域閉鎖したほか、UAEも一部空域を一時閉鎖するなどの措置をとりましたが、エミレーツ航空は運航便の経路変更により通常運航を行い、目的地を変更する便は発生しませんでした。

 同社は、徹底的かつ慎重なリスク評価を行った後、紛争地域から十分な距離を置いた飛行経路を使用して予定通りフライトの運航を継続するとし、一部のフライトは、長時間のルート変更や空域の混雑により遅延が発生する可能性があるものの、利用客への混乱や不便を最小限に抑えるよう懸命に取り組むとしています。Photo : Emirates

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