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カンタス航空、日本路線も開設可能なA321XLRの初号機を2025年7月2日に受領へ

 カンタス航空は、A321XLRの初号機を2025年7月2日に受領する予定であることがわかりました。

 同社は合計28機のA321XLRを受領する計画で、2025年内は4機の受領を予定しています。座席構成は、2-2配列のビジネスクラス20席と3-3配列のエコノミークラス177席仕様となりますが、最初に受領する3機に限りエコノミークラスの座席数が180席となり、これら機体は主に国内線で運用される見込みです。

 なお現在までに投入路線は発表されていませんが、シドニー、メルボルン、ブリスベンを結ぶ3区間で運用する可能性が高いとみられています。

 同社は4機目の機体からは、国際線投入を視野に入れているとみられており、これまでワイドボディ機では採算が合わなかった路線を開設していく方針で、日本路線も開設な可能の機体であることから、日本への新路線も期待したいところです。


Photo : Qantas

 既に同社がA321XLRの性能を示したマップでは、ブリスベン発着で日本路線の運航が可能であることが示されており、今後どのような路線が開設されていくのか注目となります。

 A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となり、今後エアバスの収益に大きく貢献することが予想されています。

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