ボーイングは、開発遅延が続いている777Xについて、現在のスケジュールである2026年に納入開始することを確信していることを明らかにしています。
これは先日開催されていたパリ航空ショーにて、同社幹部のJustin Hale氏が明らかにしたもので、同型機が2026年に就航できることを確信しているとし、最新のスケジュール通りに納入が進む予定であることを明らかにしています。
同型機においては、初号機がルフトハンザドイツ航空に納入される予定となっており、来年にはルフトハンザ航空が同型機の運航を開始する可能性が高まっています。また全ての顧客と2週間毎に連絡を取り合って進捗状況を説明し、各社と常にスケジュールを共有しているとしています。
現在777Xの総受注数は約550機となっており、日本ではANAグループが18機の777-9と777XFを2機発注している状況です。
777Xの総座席数は最大426席で、これはA350-1000の最大376席を上回る座席数となり、今後エアバスもA350-1000の長胴型の開発を示唆するなどしており、このクラスの競争が激しくなる可能性もあります。Photo : Boeing