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ガルーダインドネシア航空、政府系ファンドから約600億円の融資を獲得 運航停止していた航空機も順次再開へ

 ガルーダインドネシア航空は、政府系ファンドのダナンタラから6.65兆ルピア(約600億円)の融資を受けたことを明らかにしました。

 この融資は、傘下シティリンクを含む航空機のMROなどに充てられる予定で、経営再建中のガルーダインドネシア航空グループを援助するものとなり、ガルーダインドネシアは事業と業績の最適化を通じて運用能力を強化し、世界クラスの航空会社としての地位を強化する計画としています。

 同社をめぐっては、傘下シティリンク機も含めて15機の航空機の運航を停止したことがわかっていおり、これに対し同社はサプライチェーン問題により時間を要し、メンテナンスの順番待ちの状態であることが原因としていましたが、今回の発表により、現実は資金難であったとの見方が強まっています。

 なおこの融資により、運航停止された航空機は順次再開していくものと考えられます。Photo : Garuda Indonesia

ガルーダインドネシア航空、資金難による15機の運航停止を否定

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