機材 航空ニュース

エアバス所有のA380型機が保管から外れアブダビに飛行した理由が判明

 エアバス所有のA380型機が保管から外れアブダビに飛行した理由が判明しました。

 先週、エアバスが所有する元マレーシア航空のA380が保管状態から外れ、アブダビへ飛行したことから、新たなオペレーターが購入したのか、エティハド航空が追加導入をするのかなど様々な予想が航空ファンの間で繰り広げられましたが、これはエアバスの試験機として活用するためであることがわかりました。

 この機体(2-JAYN)は、エティハド航空のA380専用施設内で大規模なメンテナンスプログラムを受け、エアバスが新しいエンジンや技術のテストプラットフォームとして使用するための整備を行います。


Photo : Airbus

 この航空機で試験されるのは、A320neoファミリーの後継となる新型機の未来のエンジンとして候補に挙がっているCFM RISEオープンファンエンジンとなり、2026年末までにこのA380に搭載して試験を開始する予定となります。

エアバス、A320neoの後続機の位置づけの次世代ナローボディ機の計画を発表 オープンファンエンジンの採用を検討し主翼は折り畳み式

エアバスが所有する元マレーシア航空のA380がアブダビへ飛行も目的は不明

エミレーツ航空社長、引き続きA380型機の新型機の開発を希望 具体的には軽量化を実現した窓無しの機体