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株式会社LAND、トキエアの株式32.34%の取得を発表 堀江氏の取締役就任も公に

 2025年10月6日、株式会社LAND(代表取締役 和田直希、本社:東京都渋谷区)は、トキエア株式会社の株式32.34%を取得し、“世界をシームレスにする”というビジョンのもと、航空事業領域への参入を発表しました。

 都内で開催された事業戦略説明会において、トキエアの和田直希代表取締役と堀江貴文取締役が登壇して今後のトキエアの事業を説明しました。

 注目された堀江取締役は、飛行機が好きでいつかエアラインの経営に関わりたいと思っていたところ、共通の知人を通じて和田代表と知り合い意気投合して事業に関わることを決めたとし、今後自身のYoutubeをはじめとしたメディアでのトキエアのPR、アプリのアドバイスなどを行うなどして経営のアイディアを共有していく計画です。

 なお堀江氏が率いるHIUインベストメントが株式会社LANDの株式24.7%を取得したことで、間接的に経営に関与し株主となる形となります。このほか堀江氏は、インバウンドは1億人を超えると予想していることを明らかにしたほか、海外エアラインとコードシェアを行い地方へ送客するといった案を示しました。

 またトキエアは、法人向けチャーターアプリ「SORA PASS」を発表しており、新潟・名古屋・神戸・札幌/丘珠を起点に、地方間を自由に結ぶ空のモビリティとして展開し、本日より100社限定、1路線100万円(税別)の事前申し込み受け付けを開始しています。

 そしてスーパーアプリ構想「TOKILAND」が始動したことも公表し、一次交通から二次交通、病院、レストラン予約、決済、マイレージ、ポイント提携などがワンストップで統合することを目指すとしています。

 またLSA(Light Sport Aircraft)の開発実証実験を開始することを発表しており、燕三条を拠点に開発・製造を行い、アメリカ市場への展開を目指す計画で、アメリカでは型式証明が不要であることから、参入のハードルが低いとの認識が示されました。

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