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スイスインターナショナルエアラインズ、A350-900型機の初号機を受領「お客様を長距離航空旅行の新たな時代へとお連れします」

 現地時間2025年10月9日、スイスインターナショナルエアラインズは、A350-900型機の初号機を受領しました。

 初号機のHB-IFAは、午後早くにエアバス・トゥールーズから離陸し、15時25分に新たな拠点となるチューリッヒ空港に着陸し、多くの航空ファンの温かい歓迎を受けました。

 今回の受領に伴い同社のJens Fehlinger CEOは「A350型機で、お客様を長距離航空旅行の新たな時代へとお連れします。この機体は、私たちが目指すもの、すなわち効率性、先進性、プレミアムエアラインとしての明確なポジショニングを体現しています。A350型機の導入により、私たちはテクノロジー、環境、そしてお客様の機内体験において、大きな飛躍を遂げます。全く新しいキャビンを備えた真新しい機体を迎えることは、非常に特別なことです。これは、航空業界でのキャリアにおいておそらく一度きりの出来事でしょう。そして、この機体にどれほどの進歩と精密さが体現されているかを見るのは、実に刺激的です。」とコメントしています。

 またHeike Birlenbach COOは「新しいSWISS Sensesキャビンにより、私たちは航空旅行の世界に新たなレベルの快適さと品質をもたらします。お客様にとって、より広いスペース、よりリラックスできる雰囲気、そして座席上部の照明から機内サービス全体に至るまで、よりパーソナルな空の体験を意味します。A350は、私たちが理解する「プレミアム」の象徴です。モダンで個性的、そしてきめ細やかでパーソナル、そしてスイスらしいサービスが特徴です。」とコメントしています。

 今後の運航計画は、当面はパイロットの慣熟訓練を兼ねて短距離路線で運航し、初の有償旅客便は、10月25日にチューリッヒからマヨルカへ運航予定です。また最初の長距離路線は、11月20日にボストン行きを予定しています。

 同社は2031年までにA350-900型機を10機体とする計画としており、これに伴いA340型機も段階的に退役が進んでいくことになります。Photo : SWISS

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