アメリカン航空は、先月に乗客無しでアメリカ~ヨーロッパ間をA321neoで約20往復した理由を明らかにしました。
同社は、2025年9月にフィラデルフィア~エディンバラ間において、A321neoにて計42フライト(AA9805/AA9806)を行いましたが、このフライトは乗客無しで運航されていたことから、航空ファンの間では、この運航の目的を推測する動きが広がっていましたが、この理由はA321XLRの受領に備えたものであったことを同社が明らかにしました。
このフライトでは、通常国内線や短距離国際線にてA320ファミリーを運航するパイロットが、A321XLRで大西洋横断路線を運航を可能とする資格取得のためのチェックフライトを行っていたもので、これにはFAAに検査官も同乗して行われました。大西洋横断路線は、洋上飛行となり通常フライトと異なる環境下となることから、一連のフライトは非常に重要なものであったとされています。
アメリカン航空は、計50機のA321XLRを導入し、初号機は年末までに受領する予定ですが、運航する長距離国際路線は未発表となっています。Photo : American Air
アメリカン航空、2026年夏ダイヤで上級座席の提供数を45%増加させる計画 東京/羽田~ダラス線に777-300ERを投入



