マイアミ空港は、引き続き東京～マイアミ線の誘致に積極姿勢です。
同空港は予てから東京/成田～マイアミ線の実現に向けて取り組んでいることで知られていますが、これまでにフロリダ州知事がANAの井上社長、JALの植木会長と会談の場を持つなどして日系エアラインに接触しています。
その後路線開設に向けた大きな動きがない状態でしたが、現地時間2025年10月16日に同空港は、今後のネットワーク拡大に向けて重点的に取り組む路線を会議で決定したことを明らかにしています。
今回選定された都市は、東京・シンガポール・リヤド・アスンシオンの4都市となり、旅客または貨物直行便の実現可能性を調査し、実現可能と判断された場合には、適切な航空会社に対し当該便の運航を要請するためのあらゆる適切な努力を行うことを決議しています。
このようなことから、現時点では同空港が東京路線の誘致に引き続き積極姿勢であることが確認でき、今後も路線実現に向けた取り組みを行うものと考えられます。なおこれまでにマイアミ側は、インセンティブとして最大2年間の着陸料免除などを提案したことがわかっています。
またマイアミは、アメリカン航空のハブであることから、日系エアラインに対してはJALに積極的にアプローチしているとみられており、今後国際ネットワークを拡大する方針のJALが就航するのか注目されています。Photo : Miami Airport
