現地時間2025年9月25日、エバー航空のミラノ発台北行きのBR95便にて、体調不良を訴えた客室乗務員が、台北到着後に病院に搬送され、その後死亡するトラブルが発生しましたが、同社はその後この死亡した客室乗務員に病気休暇証明書の提出を要求していたことがわかりました。
同社は誤って送ってしまったことを認め謝罪していますが、世論は同社に対して、強制労働を強いらせた挙句、無神経な対応を行ったとして批判を強めています。
今回32歳の女性客室乗務員が亡くなったことで、同社の客室乗務員組合は、体調不良を抱えていても、評価に影響することを恐れて乗務している実態があるとして同社の労働環境を批判しています。
これに対し会社側は「客室乗務員が病気休暇を取ったことで不利益な扱いを受けないことを約束するとともに、死亡した客室乗務員に病気休暇証明書の提出を求めるような業務上のミスが将来的に起こらないよう社内手順を改善している」とコメントしています。なお既に同社は内部調査を開始していますが、今後どのような調査結果が公表されるのか注目されています。Photo : EVA AIR




