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FAA、ボーイングの737MAXの月産生産機数の上限を引き上げ 38機から42機に

 アメリカ連邦航空当局(FAA)は、ボーイング737MAXの月産生産機数の上限を引き上げることを承認しました。

 ボーイングは、品質問題の発覚以降、FAAにより737MAXの生産機数は月産38機に制限された状態となっていましたが、品質も改善されたと評価されたことから、まずはこれを42機へ引き上げます。なお今後もFAAによる監視は継続となります。

 またFAAは、制限は残るものの、既にボーイングに対し737MAXと787の耐空証明の発行を再認可しており、今後の増産に向けた準備が加速しています。

 現在の計画では、長期的には約50機まで引き上げたい考えを示しており、2026年末には月産53機にまで引き上げる計画です。また今回の生産機数拡大の見込みは、世界的な航空機不足の状況を改善する一歩となりそうです。Photo : Boeing

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