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アメリカン航空、3クラス採用のA321XLRの運用を2025年12月から開始 まずはニューヨーク~ロサンゼルス線

 現地時間2025年10月23日、アメリカン航空は、ナローボディ機の世界最長の航続距離を誇るA321XLRの運用を2025年12月から開始し、ニューヨーク~ロサンゼルス線に投入することを発表しました。

 同社は、2025年7月にA321XLRの初号機(N300NY)を受領していましたが、内装問題により現在もチェコでの保管が続いている状態です。今回アメリカへデリバリーされたのは、N303NYとなり、エアバスのハンブルク工場から約10時間のフライトを経てダラスへ到着しました。今後同社は整備拠点のダラスで初期整備を行う見通しで、12月からの路線投入に備える計画とみられます。

  
Photo : American Air

 同社はA321XLRの航続距離の長さを活かして長距離路線に同型機を投入する予定ですが、これに伴いこれまで採用していたナローボディ機の内装を一新し、ビジネスクラスでは1-1配列のヘリボーンシート、プレミアムエコノミークラスは2-2とする内装を採用します。

 今後は大西洋路線にも投入する予定としており、合計50機を導入する予定であることから、どのような路線展開を行っていくのか注目されます。

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