サウジアラビアの新興フルサービスキャリアのリヤド航空は、現地時間2025年10月26日にリヤド~ロンドン/ヒースロー線に就航し商用運航をスタートしました。
運航はスタートしたものの、一般旅客は搭乗できないプライベートチャータージェットサービスとして運航します。この背景には、ヒースロー空港の80%以上の運航が必要とされるU/Lルールを満たすためで、新造機の787-9型機の受領が遅れているため、やむを得ず元オマーン航空機で内装もそのままとなっている試験機の787-9投入します。

Photo : Riyadh Air
当初は2025年末までに787-9型機を8機導入する予定でしたが、初号機は先月塗装工場からロールアウトし、2機目の機体も間もなく完成する状況にあり、以前の計画から大きく受領遅延が発生しています。
現時点では初号機は12月にも路線投入される見込みで、間もなく第2の就航日が発表されるとみられます。なお同社の計画では東京/成田~リヤド線の開設も予定されており、2030年までに100都市への就航を計画しています。




