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アラスカ航空とハワイアン航空が正式に単一運航証明書を取得 ブランド維持も事実上1社として見なされることに

 2024年9月にアラスカ航空がハワイアン航空を買収したことに伴う統合プロセスの一環で、アラスカ航空主導で単一ライセンス(SOC)取得の手続きが進められていましたが、アメリカ連邦航空局(FAA)より正式に証明書が発行されました。

 これによりFAAは、ブランド維持は認めるものの、両社を1社として扱うことになり、コールサインも「ハワイアン」から「アラスカ」へ変更して運用が開始されいます、また両社の研修、方針、手順、マニュアルの連携が完了したことを意味し、ハワイアン航空のフライトは来春まで「HA」を使用しますが、統合ネットワーク内での重複を防ぐため、多くのフライトに新しいフライト番号が割り当てられます。

 今回の発表に伴いアラスカ航空グループのBen Minicucci CEOは「アラスカ航空およびハワイアン航空の皆様、単一運航証明書の取得おめでとうございます。これは複数部門が関与し、数千時間に及ぶ作業を要した、1年にわたる多段階の取り組みでした。また、安全を共通の焦点としてプロセスを慎重に検討・統合する中で、FAAおよびアメリカ運輸省から示された指導と支援に感謝申し上げます。これは統合組織としての私たちの旅路における重要な一歩であり、共に歩む未来に胸を躍らせています。」とコメントしています。

 現在のところ2026年4月からは「HA」コードが廃止され、すべてのフライトが「AS」コードを採用することになる予定で、アラスカ航空グループは、ハワイアン航空のアイデンティティを維持しながらも、着々と統合を進めている状況にあります。Photo : Alaska Airlines

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