ボーイングは、次世代大型ワイドボディ機の777Xの納入が2027年まで遅延することを正式発表しました。
以前の計画では、2026年に納入を開始する見込みとしていたものの、想定よりも認証手続きに時間を要していることが影響し、ローンチカスタマーで初号機を受領する予定のルフトハンザドイツ航空には2027年に納入する見通しです。
この納入遅れは、ボーイングが問題を抱えていることが主因ですが、FAAが認証した機体にて過去に品質問題が発覚したことも影響して、FAAが審査に慎重になっているとの見方もされています。
なお同社のKelly Ortberg CEOは「全ての顧客との信頼回復に取り組んでおり、777Xの納入遅延は残念だが、飛行試験では良好な結果を得ている」とコメントしています。
日本のエアラインにおいては、ANAも同型機を発注していますが、受領時期が見通せないこともあり、機材計画において難しい舵取りを迫られることになりそうです。Photo : Boeing




