日本航空(JAL)は、傘下LCCのジップエアとスプリングジャパンの2026年3月期第2四半期(2025年度第2四半期)連結業績を発表しました。
LCCマーケットの需要増により、売上収益は前年比+10.4%の590億円と前年を上回ったものの、EBITは前年比▲9.5%の70億円となりました。
ジップエアは、インバウンド需要の取り込みが一時的に伸び悩むも、前年対比で増収を達成しました。なお同社は、2030年代前半にむけて事業規模を現在の2倍以上に拡大する計画としており、2027年度以降は新たにJALからの機材配転をし、787-9型機を導入することを決定しています。

またスプリングジャパンにおいては、北京・上海(浦東)など中国大都市を中心とする好調な旅客需要を確実に取り込み、堅調に旅客収入を伸ばしました。

Photo : JAL
両社共に前年同期比で旅客収入を増加させており、スプリングジャパンは中国からのインバウンド旅客の取り込みに成功しています。ジップエアは搭乗率が低下したことに留意が必要ですが、長距離路線LCCとしての国際的地位を固めつつあり状況と考えられます。




