先日ボーイングは、777Xの納入が2027年に遅延することを正式に発表しましたが、これをニュースで知ったローンチカスタマーの1社であるエミレーツ航空のTim Clark社長は苛立っています。
これは同社長がAPGワールドコネクトにて発言したもので、この遅延をボーイングから直接ではなくニュースで知ったとしており、このような知り方は少しイライラすると表現しています。
またボーイングとは、最近ニューヨークで、そしてその前はシアトルで面会しましたが、2027年が納入予定だと公式発表される兆候は全くなかったとしました。そして2027年というのは1月のなのか12月のことなのかもはっきりしていないことも腹立たしく、2027年が納入予定だと正式に発表するなら、もっと早くに伝えるべきであったとコメントしています。
エミレーツ航空は、当初搭載予定であった座席を見直すなど、同型機の遅延で大きな経済的損害を受けている数あるエアラインののうちの1社で、予てからボーイングに補償を求める方針としており、今回の遅延が両社の関係にどのような影響をもたらすのか注目されています。Photo : Emirates
エミレーツ航空社長「エミレーツ航空を弱体化させるため米社とスターアライアンス加盟エアラインは意図的にA380の導入に消極的姿勢をとった」




