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キャセイグループ、2025年度決算を発表 純利益108億香港ドルで3年連続の堅調な業績を達成

 キャセイグループは2026年3月11日、2025年度(2025年1月〜12月)の通期決算を発表しました。グループ全体の純利益は108億香港ドル(前年は99億香港ドル)に達し、3年連続で堅調な業績を維持しました。

 今回の好決算は、供給座席数の拡大や高い搭乗率、底堅い貨物需要が主な要因となりました。一方で、旅客収益単価の正常化や、グループ傘下のLCCである香港エクスプレスの損失が一部影響したものの、航空会社単体および関連会社の業績はいずれも前年を上回る成長を見せています。また現在、機材の更新やサービスの質向上に向けて、総額1,000億香港ドル(約1.9兆円)を超える大規模な投資計画を進めており、この投資計画の一環として、顧客からのフィードバックに基づいた既存機材の改良を加速させます。

 特に注目されるのは、A321neo型機の改修です。同機ではエコノミークラスの座席数をあえて減少させることで、一人ひとりの乗客によりゆとりのある座席空間を提供します。これは、昨年実施したA330型機や777-300型機の客室改修に続く、モダンで快適な空間作りへの取り組みです。

 機材計画においては、2026年には新型ナローボディ機8機の導入を予定しているほか、今後100機以上の新機材を順次投入する計画です。機内サービスでは、777-300ER型機への新ビジネスクラス「アリア・スイート」の導入などにより、プレミアムな体験の提供を目指します。

 今後の見通しについて同グループのパトリック・ヒーリー会長は、2026年には旅客輸送能力を前年比で約10%拡大させる方針を示しており、3月30日からはシアトルへの直行便を再開するなど、世界100都市以上に広がるネットワークをさらに強化していく構えです。Photo : Cathay Pacific

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