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ANAグループ入社式、芝田CEO「地政学リスクを巡る情勢は予断を許さない」

 ANAグループは4月1日、2026年度の入社式を執り行いました。今年度はグループ40社から2,801名が入社し、挨拶に立った芝田浩二グループCEOは、緊迫するイラン情勢をはじめとする地政学リスクに触れ、社会インフラとしての航空の使命と責任を強く訴えました。

 芝田CEOは挨拶の中で、足元の国際情勢について「イランへの米国の攻撃が発生するなど、地政学リスクを巡る情勢は予断を許さない」との認識を示しました。

 その象徴的な事例として、先月、日本政府の要請を受けて実施されたオマーンのマスカットからの邦人退避チャーター便の運航を挙げました。定期便が就航していない空港への運航という困難なミッションでしたが、ANAグループの総力を結集し、計画通りの遂行に成功。現地から無事に帰国された人々からの安堵と感謝の声を紹介し、いかなる有事においても人とモノをつなぎ続ける航空の役割を再確認しました。

 また同CEOは、航空事業が世界の政治・経済情勢に大きく左右される宿命にあると指摘し「常に変化に対して感度を上げ、果断に即応することが求められる」と述べ、新入社員に対し、既存の枠組みに捉われない柔軟な発想とチャレンジ精神を持つよう鼓舞しました。

 最後に芝田CEOは、「皆さんは変革を実現する主役。一人ひとりが責任を持ち、世界をワクワクで満たしていこう」と新入社員に呼びかけ、挨拶を締めくくりました。

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