デルタ航空は、原油価格の上昇に伴う燃料費の高騰を受け、今後の供給座席数を削減する方針を固めました。
同社の試算によると、燃料コストの増加による負担額は年間で約20億ドルに達する見通しとしており、日本円にして約3,000億円規模のコスト増が経営を圧迫しています。
この決定の背景には、燃料費の増大分を単なるコストとして受け入れるのではなく、供給量を絞ることで座席あたりの収益性を確保しようとする同社の戦略があります。デルタ航空の経営陣は、無秩序な増便を抑え、需要と供給のバランスを厳格に管理することが、現在の不透明な経済状況下で利益を維持するために不可欠であると説明しています。
業界全体としても、航空燃料の価格変動は共通の課題となっており、アメリカを代表する大手の一角であるデルタ航空が供給制限に踏み切ったことで、他社も同様の動きを見せる可能性があります。今後は、燃費性能に優れた新機材への更新を急ぐなどの長期的な対策を講じる一方で、短期的には運賃への反映や路線の集約といった対応が避けられない状況となっています。Photo : DELTA




