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ルフトハンザ、シティラインの運航終了とA340-600の完全退役を発表

 ルフトハンザグループは現地時間4月16日、機材の近代化と抜本的なコスト削減を目的とした戦略的措置を発表し、A340-600型機を2026年10月に完全退役させることを明らかにしました。

 今回の決定の大きな引き金となったのが、今年に入ってから相次いだ大規模なストライキによる深刻な業績悪化です。度重なるストライキは大規模な欠航を引き起こし、グループに約3億5,000万ユーロ(約570億円)という甚大な損失をもたらしました。さらに中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰も重なり、急速な収益環境の悪化に対応するための緊急の構造改革を迫られる形となりました。

 これまで、787-9型機や777X型機といった次世代長距離用機材の納入遅延を補うため、A340-600型機の運用は延命されてきました。しかし今回のコスト削減策により、燃費効率の悪い4発機の退役スケジュールは前倒しされます。現在運用されている4機のA340-600型機は、2026年の夏期スケジュールが終了する10月をもって全機が退役し、その歴史に終止符が打たれます。また、同じく4発機である747-400型機についても退役が急がれ、今年10月に2機が地上待機となり、翌2027年中には全機が退役する予定です。

 機材計画の変更にとどまらず、グループ内の事業再編も断行されます。子会社であるルフトハンザ・シティラインの運航を2026年4月18日付で事実上終了させるという抜本的な措置も併せて発表されており、これまで同社が担ってきた小型機による短距離・地域路線の運航体制も大きな転換点を迎えます。

 度重なるストライキによる経営への痛手と、新型機の受領遅れ、燃料費の高騰という三重の課題に直面する中、ルフトハンザは経年機の早期退役と不採算部門の整理を強力に推し進めることで、経営基盤の立て直しを急ぐ構えです。Photo : Lufthansa

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