アメリカン航空は現地時間2026年4月17日、ユナイテッド航空との合併に関する一部報道を受け、同社との合併協議について全面的に否定する公式声明を発表しました。
アメリカン航空は声明の中で、「ユナイテッド航空との合併に関するいかなる協議にも参加しておらず、関心もない」と明言しています。業界全体としての広範な市場の変化が必要となる可能性については認めつつも、ユナイテッド航空との統合については「競争および消費者にとってマイナスに働く」と厳しく指摘しました。さらに、こうした巨大合併は、トランプ政権の航空業界に対する方針や独占禁止法の原則とも相容れないとの見解を示しています。
また、声明ではトランプ大統領やダフィー長官をはじめとする現政権の航空業界に対する継続的な支援とリーダーシップに謝意を表明しました。今後も政権と協力して業界全体の強化に取り組む姿勢を見せつつ、アメリカン航空としては自社の戦略的目標の実行と、長期的な成長に向けた体制構築にのみ集中していく方針を強調しています。
ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOによる合併案打診が報じられて以降、市場の関心を集めていた米メガキャリア同士の統合構想ですが、アメリカン航空側が独立路線を力強く打ち出したことで、ひとまずの幕引きが図られる形となりました。
ただ、こうした巨大な企業統合は通常、水面下で極秘裏に進められる性質のものです。そのため、今回の明確な否定声明にもかかわらず、今後も業界再編の動きがあるたびに、両社の動向はことあるごとに話題を集めることになりそうです。Photo : American Air




