ANAは2026年4月20日、国際線における燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の改定方法を変更し、新たな運賃額を決定したことを発表しました。昨今の急激な燃油価格の高騰を受け、公共交通機関として路線網の維持と安定的なサービス提供を継続するためとしており、改定後の基準は2026年5月1日以降の航空券発券分より適用されます。
これまでANAは、適用月の4か月から3か月前の燃油価格の2か月平均を基に運賃を決定していました。しかし、改定後は価格変動に迅速に対応するための措置として、適用月の3か月から2か月前の燃油価格の2か月平均を参照する仕組みに変更されます。算定には国際的な指標であるシンガポールケロシン市況価格が用いられ、5月および6月の適用期間に対しては2月1日から3月31日までの価格が参照されています。
直近の燃油市況価格に基づくと、日本発の旅程においては本来「2万3000円以上2万4000円未満」の基準が適用される水準に達したため、ANAはこのテーブルを新設しました。ただし、中東情勢を踏まえた航空機燃料への緊急的激変緩和措置による補助の効果を考慮し、5月および6月分については特例として一段階低い「2万2000円以上2万3000円未満」のテーブルが適用されます。
5月発券分に適用される具体的な燃油特別付加運賃額(日本発着、1旅客1区間片道あたり)は以下の通りです。
欧州・北米・中東・アフリカ・オセアニア・中南米線は5万6000円となります 。ハワイ・インド・インドネシア線は3万6800円、タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア線は2万9000円に設定されました。また、ベトナム・フィリピン・グアム・パラオ・モンゴル線は1万9700円、中国・マカオ・台湾・香港線は1万4700円、韓国およびロシア(ウラジオストク)線は6700円となります。
この燃油特別付加運賃は大人、小児、座席を使用する幼児のいずれも同額が適用され、ANAマイレージクラブの特典航空券を利用する場合も同額の負担が必要となります。座席を使用しない2歳未満の幼児には適用されません。なお、航空券購入後に払い戻し手続きを行う場合、燃油特別付加運賃には取消手数料や払戻手数料はかからず、全額が払い戻しの対象となります。




