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アメリカン航空とアラスカ航空、合併の協議を行うも初期段階で見送り

 アメリカン航空とアラスカ航空が、収益分配契約を含む新たな戦略的提携の締結に向けて協議を行っていると Bloombergが報じました。関係者によると、当初は両社間での全面的な合併の可能性についても話し合われましたが、その案は初期段階で見送られ、代わりに既存のパートナーシップをより強固なものにする方向へ舵を切ったとのことです。

 具体的な提携案としては、アメリカン航空がすでに展開している共同事業(ジョイントベンチャー)にアラスカ航空を組み込むことが検討されています。これには、ブリティッシュエアウェイズなどと展開している大西洋横断路線のパートナーシップや、日本航空(JAL)との太平洋路線の共同事業が含まれます。この枠組みが規制当局に承認されれば、対象路線でのスケジュール調整や運賃の共同設定、さらには収益の共有が可能となり、日本路線にも何かしらの影響が及ぶことが予想されます。

 この連携強化は、両社にとって大きな戦略的意義を持ちます。アメリカン航空は、アラスカ航空の強力な路線網を活用することで、これまで競合他社に対して後れを取っていたアメリカ西海岸やシアトルでのネットワークを補完し、より多くの旅客を取り込むことができます。一方のアラスカ航空にとっても、アメリカン航空のグローバルなネットワークを通じて、自社だけでは開拓が難しい高収益な国際線市場へのアクセスを飛躍的に高める絶好の機会となります。

 アメリカン航空をめぐっては、つい先日もユナイテッド航空との合併の可能性が浮上したものの、同社が声明でそれを強く否定したばかりでし。しかし、当時のアメリカン航空の声明は単に統合を否定するにとどまらず、「航空業界全体における変革の必要性」にまで踏み込んだ内容であったため、水面下で他社と何かしらの大きな交渉が行われているのではないかとの見方もありました。

 今回のBloombergの報道により、アラスカ航空との間で業界の勢力図に影響を与えうる重大な交渉が進められていたことが明らかになった形です。Photo : American Air

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