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フェデックス、計画通りMD-11Fの運航を5月中に再開へ

 アメリカの貨物エアラインの大手フェデックスのリチャード・W・スミスCOOは、地上駐機措置をとっていたMD-11Fについて、5月から順次運航を再開する方針を明らかにしました。

 現地情報によれば、これはニューヨークのウィングス・クラブでのプレゼンテーションで、同COOが明らかにしたもので、以前から目標としていた5月31日までの運航再開が実現できるとの見解で、今後同型機の再開により供給力を強化します。

 MD-11Fを巡っては、2025年11月4日にケンタッキー州ルイビル・モハメド・アリ国際空港で発生したUPSの墜落事故をきっかけに運航停止の措置が取られていました。この事故は、離陸直後に左エンジンが主翼から脱落したことによるもので、その後の調査でエンジンを支えるパイロンの取り付け部に金属疲労による亀裂が生じていたことが判明しています。

 この事態を受け、UPSは2026年1月に保有するMD-11Fの全機退役を決定しましたが、フェデックスは同型機のパイロン構造や保守手順に関して、規制当局と連携しながら徹底的な点検と運用見直しを実施し、必要な是正措置を行ったことから同型機の運航を再開する方針です。

 フェデックスがMD-11Fの復帰を急ぐ背景には、世界的な物流ネットワークの逼迫があります。同社は現在、燃費効率に優れた777Fなどの次世代大型貨物機への更新投資を進めています。しかし、力強い貨物需要が続く中、新型機の納入を待つ間のキャパシティ不足を補う上で、十分な積載量と航続距離を持つMD-11Fの存在は依然として重要となっていると考えられています。長期的には段階的な退役が進められているものの、今回の運航再開は、航空貨物業界における柔軟な機材運用の必要性と、同型機が持つ貨物機としての有用性を改めて証明する形となっています。Photo : Fedex

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