アメリカのジェットブルーは現地時間4月28日、2026年第1四半期決算の発表に合わせ、航空燃料価格の急騰に対応するための事業計画の見直しを明らかにしました。
中東情勢などの影響により燃料費が予想を大きく上回る水準で推移しており、第2四半期には1ガロンあたり4ドルを超え、前年同期比で約75%上昇する見込みとなっています。ジョアンナ・ゲラティCEOは、旅客需要自体は引き続き堅調であるものの、外部環境の急激な変化に対して断固とした措置を講じる必要があると強調しました。
同社が発表した新たな計画によると、2026年後半における供給量は、当初の計画から少なくとも2〜3%削減される見通しです。具体的には、需要が比較的落ち着くオフピーク期間のフライトを中心に減便を実施し、運航の効率化を図ります。
燃料コストによる圧迫が深刻化する中、採算性の低い路線や時間帯のフライトを早急に見直すことで、収益への悪影響を最小限に食い止める狙いがあります。同社は第1四半期において市場予想を上回る3億1900万ドルの損失を計上しており、先行きが不透明だとして2026年通期の業績見通しの公表を一時停止しています。
供給量の削減に加え、ジェットブルーは社内のコスト構造を抜本的に見直す方針を示しており、その一環として従業員の採用ペースを抑制します。人員増による固定費の拡大を防ぐとともに、既存のリソースを最大限に活用することで目下の難局を乗り切る構えです。さらに、こうした支出削減策と並行して、運賃の引き上げなど運航収入を確保するための対策も進めていくとしています。燃料価格の高止まりという航空業界全体を覆う懸念材料に対し、同社が今後どのように財務基盤を立て直し、収益性の回復を達成するのか注目が集まっています。Photo : Jet Blue




