アメリカン航空が、エアバスの超長距離ナローボディ機である「A321XLR」の発注数を、当初計画していた50機から40機へ削減したことが明らかになりました。
発注数削減の背景には、機材ポートフォリオの最適化と柔軟な運用戦略があると見られています。アメリカン航空のデボン・メイCFO(最高財務責任者)は以前より、標準型のA321neoと超長距離型のA321XLRの間で発注を切り替えるオプションを確保していることを示唆していました。現在1,000機以上を運用する同社にとって、航続距離に特化した特殊なA321XLRの数を必要最小限に留め、より汎用性が高く国内線や近距離国際線で使い勝手の良いA321neoへと比重を移した形となります。
今回の動きは、単なるオーダーのキャンセルというよりも、航空業界を取り巻く環境変化や機体メーカーの納入遅延に対する、アメリカン航空の現実的かつ戦略的な機材調整と言えます。ゲームチェンジャーとして期待されるA321XLRですが、世界最大級の運航規模を誇る同社においては、40機という体制が現在の最適解と判断された模様です。Photo : American Air



