アメリカのLCCのスピリット航空が、2026年5月2日、事業の閉鎖(清算)を正式に発表しました。
今回の決定に伴い、スピリット航空のすべてのフライトはキャンセルされ、既存のカスタマーサービスも提供を終了しました。同社は公式声明の中で、過去34年間にわたり「超低コストモデル(ULCC)」を通じて業界に与えた影響に誇りを示す一方、今後もサービスを継続したかったという無念の意を滲ませています。
同社が発表したコメントの全文は以下の通りです。
「2026年5月2日、誠に遺憾ながら、スピリット航空は業務の閉鎖を開始いたしました。これは即時発効となります。
お客様へ:すべてのフライトはキャンセルされ、カスタマーサービスはご利用いただけなくなりました。私たちは、過去34年間にわたり、当社の超低コストモデルが業界に与えた影響を誇りに思っており、今後も長きにわたりお客様にサービスを提供し続けたいと願っておりました。本ウェブサイトには、閉鎖プロセスに関する情報が掲載されています。ご不明な点がございましたら、清算代理人であるEpiq(メール:SpiritAirlinesInfo@epiqglobal.com、電話:米国内・カナダ通話無料 (855) 952-6606、国際電話 (971) 715-2831)までお問い合わせください」
スピリット航空は、運賃を最低限に抑える代わりに付帯サービスを細分化して有料化するビジネスモデルの先駆者として、アメリカの航空市場における低価格競争を牽引してきました。しかし、近年の経営環境の変化やコスト増などの課題に直面し、最終的には燃料費の高騰により収益が急速に悪化し、今回、全業務の停止という苦渋の決断を下すこととなりました。
今後は、清算代理人であるEpiq社を通じて、予約済みの乗客への対応や債務整理などの手続きが進められる見通しです。Photo : Spirit Airlines



