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デルタ航空、350マイル未満の短距離路線で機内サービスを終了へ スピリット航空の清算と重なり利用者から不満の声

 デルタ航空は、2026年5月19日より飛行距離が350マイル未満の短距離路線において、メインキャビンおよびコンフォートプラス利用者への無料スナックと飲料の提供を終了することがわかりました。対象となるのは1日約450便で、ロサンゼルス〜サンフランシスコ間などの主要路線も含まれます。なお、デルタ・ファースト(ファーストクラス)の利用者については、例外として引き続きフルサービスが提供されます。

 今回のサービス改定について、同社は現地メディアに対しオペレーション上の課題解決とネットワーク全体におけるサービスの一貫性向上を理由に挙げています。

 350マイル未満の短距離フライトでは、シートベルト着用サインが消灯してから降下準備に入るまでの実質的なサービス可能時間が15分程度しかないケースが多く存在します。短い時間でのサービス提供は客室乗務員への負担が大きいことに加え、気流の乱れ等でサービスが途中で打ち切られることも多く、提供状況にばらつきが生じていました。これを解消するため、350マイル未満のフライトでは提供を取りやめる一方で、350マイルから499マイルの路線(1日約600便)については、従来のエクスプレスサービス(飲料のみ)からスナックを含むサービスへとアップグレードする措置をとります。

 しかし、この変更に対して一部の利用者からは不満の声が上がっています。その背景にあるのが、超低コスト航空会社(ULCC)であるスピリット航空の清算というタイミングの重なりです。運賃の安さを武器に市場で価格競争を引き出していたスピリット航空が退場するのとほぼ同時期に、デルタ航空が実質的なサービス削減に踏み切ったことで、利用者の中には「競争低下に乗じた対応ではないか」と冷ややかな目を向ける方も少なくありません。フルサービスキャリアとしての期待値がある中で、短距離とはいえ飲み物すら提供されなくなることへの反発は避けられず、今後の利用客の動向や競合他社の追随の有無が注目されます。

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