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カタール航空、A380の運航を6月16日より再開へ 今後の情勢次第では計画変更の可能性も

 カタール航空は、一時的に全機地上駐機措置をとっているA380型機について、2026年6月16日より運航を再開する方方針です。中東情勢の緊迫化に伴うジェット燃料費の高騰などを受け稼働を見合わせていましたが、需要が旺盛な一部の主要路線から再び同機を投入します。

 現在、同社が保有する稼働可能なA380全8機はドーハのハマド国際空港で保管状態にあります。最新のスケジュールデータによると、6月16日以降の夏スケジュールにおいてA380が投入されるのは、ロンドン・ヒースロー線およびバンコク・スワンナプーム線の2路線となる見通しです。なお、当初A380での運航が計画されていたパリ、シンガポール、シドニーの各路線については、少なくとも9月16日までは777-300ERなどによる代替機にて運航が継続されます。

 カタール航空は中長期的な機材戦略においてA350や787を主力と位置づけており、4発機であるA380は需要変動や地政学的リスクに応じたキャパシティ調整を担う補完的な役割として運用されています。

 現時点では6月16日の再開に向けてスケジュールの調整が進められているものの、今後の情勢次第では再開時期が再び延期される可能性も排除できません。燃料価格の高止まりや中東地域の動向によっては、同社がA380の地上駐機期間を延長する、あるいは計画されている投入便数を見直すといった判断を下すことも十分に考えられ、同社の柔軟な機材運用に引き続き注目が集まります。Photo : Qatar Airways

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