ロンドン・ヒースロー空港にて、出発を控えていたブリティッシュエアウェイズの787-10の機体下部に作業用のステップが挟まり、同機が運航停止となる珍しいトラブルが発生しました。
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トラブルが起きたのは5月3日の午後、シカゴ・オヘア国際空港に向かう予定だったBA299便でのことでした。出発前、同機(G-ZBLJ)は酸素シリンダーの交換が必要となり、エンジニアが胴体下部のハッチ付近に作業用の黄色いステップを配置しました。
問題は、この作業が「給油前」に行われていたことでした。787型機は荷物や燃料が積まれていない状態では機高が高くなります。しかしその後、給油車が到着し燃料や貨物が積み込まれた結果、重みで機体が大きく沈み込み、真下に置かれたままになっていた作業用ステップが胴体に挟まる事態を引き起こしました。
機体のそばまでバスで案内されていた乗客たちは、目の前で広がる異様な光景を窓越しに目撃することになりました。この状況をSNSに投稿したある乗客は、「15〜20人ほどが見に来ては、写真を撮り、じっと見つめ、肩をすくめて立ち去っていく。警察までやって来て写真を撮っていた」と当時の状況を描写しています。さらに、状況説明が一切ないまま蒸し暑いバスの車内に1時間半も待機させられたことに対し、「完全に大混乱だ」と不満を露わにしました。
最終的に乗客はターミナルへと引き返させられ、同便の欠航が決定しました。該当機は、事故から数日が経過した現在も修理と調査のためにヒースロー空港で地上待機が続いています。Photo : baffnsniff




