マレーシアを拠点とするエアアジアは2026年5月6日、エアバスの「A220-300」を150機導入する大型発注を行ったと発表しました。この購入契約はA220プログラムにおいて、同機体の累計受注数が1,000機の大台を突破する歴史的なマイルストーンとなりました。
カナダのミラベルにあるエアバスの施設で行われた発表式典には、キャピタルAのCEOでありエアアジア・グループのアドバイザーを務めるトニー・フェルナンデス氏や、エアバスの民間航空機部門CEOであるラース・ワグナー氏が出席しました。また、カナダのマーク・カーニー首相およびケベック州のクリスティン・フレシェット首相も同席し、国を挙げた歓迎ムードのなかでの調印となりました。なおエアアジアがA220を導入するのは今回が初めてとなります。
A220-300は100〜160人の乗客を乗せて最大3,600海里(約6,700km)を飛行できる性能を備えており、同クラスにおける最長の航続距離と、従来機比で25%削減された低燃費を両立した最新鋭の機体です。この新たな機種はエアアジアの既存のエアバス機材を補完し、ASEAN(東南アジア諸国連合)域内から中央アジアに至る路線に投入される予定です。これにより、これまで近・中距離路線に使用していた大型の機材を、より長距離の路線へと振り分けることが可能になります。なおエアアジアは160席仕様での運用を計画していることを明らかにしています。
トニー・フェルナンデス氏は、「A220は我々に新たな市場や路線を開拓する力をもたらし、世界初の真のローコスト・ネットワーク・キャリアを構築するという目標に近づけてくれます」と述べ、20年以上にわたるエアバスとの強力なパートナーシップが今回の節目に繋がったと語りました。一方、エアバスのラース・ワグナー氏も、低い運航コストと優れた航続距離の組み合わせが、エアアジアのアジア内外における新規路線開拓に向けた最適なプラットフォームを提供すると自信を示しました。Photo : Airbus




