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エミレーツ・グループ、2025-26年度決算で過去最高益 従業員には危機下でも基本給の20週間分のボーナス支給へ

 エミレーツ・グループは2026年5月7日、2025-26年度の年次報告書を発表し、利益、収益、手元資金のすべてにおいて過去最高を更新したと発表しました。年度末に地政学的な混乱に直面したものの、グループ全体の税引前利益は前年比7%増の244億ディルハム(約66億米ドル)、収益は同3%増の1505億ディルハム(約410億米ドル)に達しました。今年度からUAEの法人税率が9%から15%へと引き上げられた影響を考慮しても、税引後利益は前年比3%増の210億ディルハムという力強い結果を残しています。

 中核事業であるエミレーツ航空は、同報告期間において世界で最も収益性の高い航空会社としての地位を確固たるものにしています。力強い旅行需要と質の高いサービスが牽引し、同航空単体の税引後利益は史上最高となる197億ディルハムを記録、収益も2%増の1309億ディルハムへと成長しました。期間中には、新たにA350型機を15機受領し、機材の若返りと拡充を図っています。

 こうした輝かしい業績の裏には、年度末における予期せぬ試練もありました。エミレーツ航空およびグループの会長兼最高経営責任者であるシェイク・アハメド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下は、最初の11ヶ月間は目標を上回る好調な推移を見せていたものの、2月末の湾岸地域における軍事活動によって世界の商業航空交通が一時的に大規模な混乱に見舞われたと指摘しました。しかし、ドバイの強固なインフラストラクチャーと航空エコシステムの連携により、迅速に安全な空路を確保し事業継続性を保つことができたと強調し、危機に対するグループの回復力と従業員の尽力を高く評価しています。

 今後のさらなる成長に向け、グループは2025-26年度において新しい航空機や施設、最新テクノロジーに対し179億ディルハムの積極的な投資を行いました。事業拡大に伴い従業員数も8%増加し、約13万人規模に達しています。この歴史的な好業績と従業員の献身的な働きを受け、シェイク・アハメドCEOは社内通達を通じて深い感謝の意を表明し、その貢献に報いるため全従業員に対して基本給の約20週間分に相当するボーナスを支給する見通しです。

 2026-27年度の見通しについてシェイク・アハメドCEOは、米国、イスラエル、イラン間の停戦合意による市場の安定化に期待を寄せつつも、過去最高となる596億ディルハムの潤沢な手元資金を活かし、機材の導入や改修プログラム、人材獲得への投資を緩めることなく継続していく姿勢を示しています。Photo : Emirates

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