アメリカの主要メディアの報道によると、ボーイングのケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)が、2026年5月14日からの日程で予定されているドナルド・トランプ大統領の中国訪問に同行することが明らかになりました。米中間の貿易摩擦や規制の壁によって長らく停滞していた同社の中国事業にとって、今回の訪問は大きな転換点になるとして市場の注目を集めています。
今回の首脳会談に合わせた最大の焦点は、中国の航空会社による歴史的な大型機体発注の行方です。業界関係者によると、ボーイングと中国側は現在、「737MAX」シリーズ最大500機の大規模な購入契約について協議を進めています。さらに、これに加えてワイドボディ機も交渉の対象となっており、これまでの情報をまとめると、「787」や次世代大型機「777X」も含まれる可能性が高いと見られています。ボーイングは2017年以降、世界第2位の航空市場である中国からの大型受注を逃しており、オルトバーグCEOも先月、膠着状態を打破するためにはトランプ政権からの強力な後押しが不可欠であるとの認識を示していました。
今回の外遊で歴史的な大型商談がまとまれば、両国間の通商関係における大きな外交的成果となるだけでなく、長らく中国市場で苦戦を強いられてきたボーイングの事業立て直しと経営基盤強化に向けた非常に重要な一歩となることが期待されています。Photo : Boeing




