日本航空(JAL)とGEエアロスペースは2026年5月19日、JALが運航する787型機のアビオニクス・システムサポートに関して、10年間の整備・オーバーホール契約を締結したと発表しました。調印式は、オーストラリア・ブリスベンにあるGEエアロスペースの施設で行われました。
今回の契約に基づき、GEエアロスペースのブリスベン整備拠点は、同機のアビオニクス・システムに対する修理および在庫提供サービスを実施します。また、プログラムの全体管理や部品サポートについてはシンガポール拠点が主導し、アジア太平洋地域における強固なネットワークを活用してJALの安定した運航体制を支えます。GEエアロスペースは、787型機の頭脳とも言える「コモン・コア・システム(CCS)」および関連アビオニクス・システムのOEM(独自技術製造元)です。この深い専門知識と技術力を直接活かすことで、機材の安全性と品質の維持向上に貢献します。

JALエンジニアリングの川口雄太 執行役員(部品サービスセンター長)は、「コンポーネントの品質向上と継続的な安全性の確保に努める」とした上で、OEMであるGEエアロスペースの統合的なサポート能力に対する強い期待感を示しました。また、将来的には成長とイノベーションの機会を模索し、同社とのパートナーシップをさらに強化していく方針を明かしています。
GEエアロスペースのアビオニクス部門ゼネラルマネージャーを務めるマット・バーンズ氏によれば、本件は同社が日本の顧客と結ぶ「初のアビオニクス・システムのカスタマーサポート契約」になるということです。同氏は「独自の地域的対応力を示し、信頼性の高いシームレスなサービスを提供する」と述べ、JALとの長年にわたる関係強化に自信を見せました。
現在JALは117機のワイドボディ機を運航しており、その中にはGEエアロスペース製の「GEnx-1B」エンジンを搭載した787型機が53機含まれています。今回の包括的なアビオニクスサポート契約により、主力機材である同型機のさらなる稼働率向上と運航品質の最適化が期待されます。Photo : GE Aerospace




