FSC 航空ニュース

日本にも就航予定のリヤド航空、初の一般向け商業運航を2026年7月1日に開始 航空券の販売も開始

 サウジアラビアの新国営エアラインであるリヤド航空は、同社初となる一般旅客向けの商業運航を2026年7月1日より開始すると発表し、航空券の一般販売をすでにスタートしています。記念すべき最初の就航路線は、サウジアラビアの首都リヤドとイギリスのロンドン・ヒースロー空港を結ぶ直行便です。同社はサウジアラビアの国家成長戦略「ビジョン2030」の中核として設立されており、今回の就航により世界的に競争の激しい長距離路線市場へ本格的に参入することになります。

 リヤド航空は、非常に価値が高く厳格な利用条件があるヒースロー空港の発着枠を維持するため、2025年10月下旬の段階から同路線をデイリー運航していました。しかし、これまでは本来の客室仕様とは異なる試験機(元オマーン航空機)で運航し、乗客も自社の従業員や政府関係者などに限定したプライベートフライトとして運航されていました。今回の7月からの一般向け運航開始に伴い、ついに同社独自の客室仕様となる787-9型機が正式に投入されることになります。

 機内は、最前列の「ビジネス・エリート」を含む上質なビジネスクラス、プレミアムエコノミー、そして最新設備を備えたエコノミークラスの構成となります。航空券はすでに販売が開始されており、エコノミークラスの片道運賃は約530ドルから、ビジネスクラスの往復運賃は約7,200ドルからの設定となっています。同社は低価格路線ではなく、充実した最新の機内エンターテインメントや洗練されたサービスを提供するプレミアム航空会社としての位置づけを鮮明にしています。

 今後の事業展開として、リヤド航空は2030年末までに世界100以上の都市へネットワークを拡大する野心的な目標を掲げています。この大規模なグローバル展開の計画には日本市場への就航も含まれており、2030年までには成田空港への新路線の開設も予定されています。将来的に成田線が実現すれば、日本とサウジアラビア間のビジネスや観光の往来が大きく促進されるとともに、中東をハブとした新たなグローバルネットワークの選択肢として大きな期待が寄せられています。Photo : Riyadh Air

リヤド航空、米運輸省へ路線認可を申請 成田就航も視野にグローバル展開を加速

リヤド航空、東京で客室乗務員採用イベントを開催 リヤドへ転居が条件

日本にも就航予定のリヤド航空、787-9型機の各クラスの座席を発表 ダブルベッドにもなるビジネスエリートクラスを設置