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アラスカ航空、シアトル〜ロンドン/ヒースロー線を開設 スロットはアメリカン航空からリース

 アラスカ航空は2026年5月21日、同社の最大拠点であるシアトル・タコマ国際空港とロンドン・ヒースロー空港を結ぶ直行便の運航を開始しました。同社にとってイギリスへの乗り入れは初となり、4月28日に開設されたローマ線に続く2番目の欧州直行便となります。全米第4位のエアラインである同社は、ハワイアン航空との統合によるネットワークと長距離向けワイドボディ機を活用し、本格的なグローバル展開へと舵を切っています。

 本路線はデイリー運航で、機材には787-9型機が投入されています。発着枠の獲得が世界屈指の難易度を誇るヒースロー空港への乗り入れにあたり、アラスカ航空は当初独自のスロット獲得を申請したものの却下された経緯があります。これを受け、ワンワールドアライアンスのアメリカン航空からスロットをリースする形で今回のデイリー運航を実現させ、提携強化を進めるアラスカ航空へ融通しており、アライアンス内の強力なシナジーを示す象徴的な動きと言えます。

 アラスカ航空は現在、787型機を中核とした長距離路線の拡充を進めています。同社は2030年までにシアトル発着の長距離国際線を少なくとも12都市へと拡大する目標を掲げています。すでにグループのハワイアン航空が787型機を投入してデイリー運航中の東京/成田線やソウル/仁川線に続き、今回のロンドンやローマへの新規就航により、同機材によるグローバルネットワークを急速に拡大させています。

 機内プロダクトの強化も長距離戦略の重要な柱となっています。国際線向けに34席のフルフラットシートを備えた「インターナショナル・ビジネスクラス・スイート」を展開し、複数コースの機内食などのプレミアムな体験を提供します。さらに、2028年までに長距離路線へプレミアムエコノミークラスを導入し、機内環境の向上として、2026年秋までに同社の787-9型機全機にStarlinkを利用した無料の高速Wi-Fiを完備する予定です。

 地上でのサービス拡充も進行しています。数百万ドル規模の投資によるラウンジネットワーク拡張の一環として、2027年後半にはシアトル・タコマ国際空港に広さ約4万1000平方フィートを誇る2階建てのグローバルラウンジを開業します。この上層階は長距離国際線のプレミアム乗客専用エリアとして設計されています。

 アラスカ航空は、5月28日にもアイスランドのレイキャビク線の開設を控えており、機材、ラウンジ、新サービスクラスの導入といった全方位の戦略により、長距離国際線市場における存在感を一段と高めています。Photo : Alaska Airlines

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